【ロルカナ入門ガイド】キーワード能力13種を一気に理解する ― 護衛・果敢・回避から、新登場の「警戒」まで

【ロルカナ入門ガイド】キーワード能力13種を一気に理解する ― 護衛・果敢・回避から、新登場の「警戒」まで

ロルカナのカードには、短い単語で書かれた特殊能力がある。キーワード能力と呼ばれるもので、現行の日本語版総合ルール(バージョン2.1.0、2026年5月1日施行)では全13種が定義されている。

以前は12種だったが、2026年5月の改定で「警戒」が新たに加わった。ここでは13種を機能別に整理して、一気に押さえてしまおう。

まず「数値がつくかどうか」で分ける

キーワードは大きく2グループに分かれる。

数値がつくもの:果敢+N/耐久+N/変身N/歌声N/合唱N

数値がつかないもの:警戒/護衛/回避/暴勇/突進/支援/霧消/魔除

そして公式FAQに重要な補足がある。「+N」と書かれている能力は、複数得た分がすべて加算される。果敢+1を2つ得れば果敢+2として働く。

チャレンジ周りの4種:護衛・回避・警戒・暴勇

ロルカナで最もややこしいのが、チャレンジ(攻撃)に関わるキーワードだ。ここだけ丁寧に見ていく。

護衛

このキャラクターをエグザートで場に出してもよい。あなたのキャラクターにチャレンジする対戦相手のキャラクターは、可能なら護衛を持つキャラクターを選ぶ。

いわゆる「壁」。ロア稼ぎ役を守るために置く。ポイントは「可能なら」という条件で、何らかの理由で護衛持ちにチャレンジできない場合は、通常どおり好きなキャラクターを選べる。

もう一つ、初心者が見落としがちな点。護衛はキャラクターへのチャレンジにしか影響しない。相手のロケーションへのチャレンジは、護衛がいても通る。

回避

回避を持つキャラクターにチャレンジできるのは、回避を持つキャラクターだけ。すり抜けてロアを稼ぎ続けるための能力で、相手に回避持ちがいなければ、こちらの回避キャラは事実上止められない。

なお回避を付与するカードは「プレイしたときに場にいるキャラクターだけが回避を得る」という書き方のものが多い。出す順番に注意したい。

警戒(2026年5月新設)

警戒は「このキャラクターは、チャレンジする際に回避の制限を無視する。」という能力である。

つまり回避持ちを殴れるキーワード。回避で盤面を固められる展開に対する回答として追加された。

ここに一つ注意書きがある。警戒を得ても回避は得ない。「警戒があるから自分も回避持ちになった」ということにはならないので、警戒キャラは相手の通常キャラからは普通に殴られる。

暴勇

このキャラクターはクエストできず、可能ならチャレンジする。

ハイリスク型。攻撃力が高い代わりにロアを稼げない。ロア値が書かれていてもクエストはできない(公式のプレイ修正指針でも「暴勇をもつキャラクターでクエストした」がよくある��ール誤りとして挙げられている)。

一方で抜け道もある。チャレンジ以外の理由でエグザートするのは妨げられないので、歌を歌うためにエグザートしてもいい(その場合はチャレンジしないことになる)。相手にエグザート状態のキャラクターがいなければ、レディのまま終えられる。

戦闘の数値に関わる2種:果敢・耐久

果敢+N

このキャラクターはチャレンジしている間、+Nされる。

攻撃力への修整だが、チャレンジを「しかけたとき」だけ発動する。チャレンジされた側では上がらない。ここを取り違えると計算がずれる。

耐久+N

与えられるダメージをN減らす。���久+1なら1ダメージは0になる。

重要なのは適用範囲だ。公式FAQは「耐久は『ダメージを与える』場合にのみ影響します。ダメージ・カウンターを置いたり、移動する場合には影響しません」と明記している。つまりカウンターを直接置いてくる効果は、耐久では防げない。

展開に関わる2種:突進・変身

突進

このキャラクターはプレイされたターンにチャレンジできる。

出したターンに殴れる。ただし許可されるのはチャレンジだけで、クエストや歌唱、エグザートを必要とする能力はそのターンには使えない。

変身N

[コストを支払う]ことでこのカードをあなたの[キャラクター名]の上にプレイしてもよい。

同名キャラの上に、安いコストで重ねて出す仕組み。引き継ぐものと引き継がないものの区別が肝心だ。

引き継ぐ:受けていたダメージ/ターンの始めから場にいたかどうか/レディかエグザートか/「このターン」などの期間つき効果

引き継がない:下のキャラクターの能力

またコスト軽減効果は変身コストにも適用される。逆に「コストを支払わずに」プレイする場合は変身できない。

歌に関わる2種:歌声・合唱

歌声N

本来はもっと重い歌(ソング)を、コストの軽いキャラクターで歌えるようにする能力。カードQ&Aには��歌声6」「歌声7」といった実例がある。

面白い挙動として、コストを増やす効果は歌声の値そのものに加算される。歌声6のキャラクターにコスト+3の効果が乗れば歌声9として扱われ、より重い歌が歌えるようになる。

合唱N

複数のキャラクターで協力して歌うためのキーワード。登場するカードは限られており、公式FAQ・カードQ&Aには現時点で個別の裁定が載っていない。出会ったらカードに印刷されている注釈テキストを読むのが確実だ(正式な条文は総合ルール8.11に定義されている)。

その他の3種:支援・魔除・霧消

支援

このキャラクターがクエストするたび、他のキャラクター1体を選び、このターン、これの攻撃力をそれの攻撃力に加えてもよい。

自分の攻撃力を、他のキャラクターに貸す能力。2つ知っておくと得をする。選べるのは対戦相手のキャラクターでもいい(相打ちを誘う使い方ができる)。そして累積しない——すでに支援を持っている場合、新たに支援を得ることはできない。

魔除

魔除は、対戦相手がキャラクターを選ぶ際に、そのキャラクターを選べない、という能力です。

単体除去に強い。ただし穴が2つある。「すべてのキャラクターを退場させる」のような、選ばない全体効果は防げない。そしてそのキャラクターのコントローラー自身が選ぶ場合には影響しない(公式カードQ&Aで繰り返し確認されている裁定だ)。

霧消

現行ルールの8.13に定義されているキーワード。こちらも公式FAQ・カードQ&Aに個別の裁定が見当たらないため、該当カードを引いたときに注釈テキストを確認するのが確実だ。

一覧表

キーワード数値ざっくり何をするか
警戒なし回避持ちにチャレンジできる
護衛なし攻撃を自分に集める壁
果敢+Nしかけたチャレンジで攻撃力アップ
回避なし回避持ち以外から殴られない
暴勇なしクエスト不可、可能ならチャレンジ
耐久+N与えられるダメージをN軽減
突進なし出したターンにチャレンジ可
変身N同名キャラの上に安く出す
歌声N重い歌を軽いキャラで歌える
合唱N複数キャラで協力して歌う
支援なし攻撃力を他のキャラに貸す
霧消なし総合ルール8.13で定義
魔除���し対戦相手に選ばれない

まとめ:優先して覚える4つ

13種すべてを一度に暗記する必要はない。実戦で判断を左右するのは、この4つだ。

残りはカードに書かれた注釈を読めば足りる。キーワードの下には説明文が印刷されているので、覚えていなくてもプレイは止まらない。

参考:日本語版公式サイト(タカラトミー)

総合ルール バージョン2.1.0(2026年5�������1日施行)/セット・ノート/よくある質問/カードQ&A/プレイ修正指針

著者: ロルカナ博士

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