
トレーディングカードゲームを始めるとき、いちばん最初にぶつかる壁は「何を買えばいいのか分からない」だと思います。カードだけ買えばいいのか、スリーブやマットも要るのか、全部そろえたらいくらかかるのか。売り場の前で立ち尽くした経験がある方も多いはずです。
ディズニー・ロルカナに必要なものは、結論から言うとたった1つです。しかも990円。
この記事では、ロルカナを始めるのに本当に必要なものと、買わなくていいものをはっきり分けて紹介します。TCGがまったく初めての方でも、読み終えたときには売り場で迷わなくなるはずです。
先に結論をまとめます。
| 分類 | 中身 | 費用 |
|---|---|---|
| 必ず必要 | スタートデッキ 1つ | 990円 |
| 無料で用意できる | プレイシート、ルールの学習手段 | 0円 |
| なくても始められる | スリーブ、プレイマット、ロアカウンター、デッキケース、ダイス | ― |
| 慣れてから | ブースターパック、2つ目のデッキ | 330円〜 |
つまり、990円あれば今日から遊べます。カードを保護するスリーブも、対戦用のマットも、最初は要りません。
もちろん、続けるうちに欲しくなるものは出てきます。ただ、それは遊んでみて「あったら便利だな」と感じてからで十分間に合います。
スタートデッキは、そのまま遊べる状態に組まれた60枚のデッキです。カードを1枚ずつ集めて自分でデッキを作る必要はありません。箱を開けて、シャッフルして、すぐ対戦できます。
現在は2種類が用意されていて、どちらも990円(税込)。戦い方の性格がはっきり違うので、好みで選べます。
インクはアンバー・スティールの2色。『リロ&スティッチ』のキャラクターが中心です。
キャラクターを次々に場へ出して、数の力でロアを稼いでいく攻撃的なタイプ。やることが分かりやすいので、ルールを手早く覚えたい方や、TCGそのものが初めての方に向いています。「出す・クエストする」の繰り返しでゲームの骨格が体に入ります。
インクはアメジスト・ルビーの2色。『アナと雪の女王』のキャラクターが中心です。
相手のキャラクターを処理しながら盤面をコントロールしていく、技巧的なタイプ。判断する場面が多いぶん、他のカードゲームの経験がある方にはこちらのほうが刺さるかもしれません。
友人や家族と一緒に始めるなら、別々の種類を1つずつ買ってください。合計1,980円です。
攻めるデッキと捌くデッキがぶつかることになるので、対戦として噛み合います。同じデッキ同士だと展開が似通ってしまうので、違う2つのほうが最初の数戦は確実に楽しめます。
箱を開けると、次の3点が入っています。
ダメージカウンターは、キャラクターが受けたダメージを記録するための小さな紙です。これも同梱されているので、別途買う必要はありません。
対象年齢は8才以上。パッケージも手のひらサイズなので、持ち運びも苦になりません。
お金をかけずに揃えられるものが2つあります。どちらも侮れません。
プレイシートは、カードをどこに置くかを示した台紙です。デッキ、捨て札、フィールド、インクウェルといった区画が印刷されていて、これを敷いておくと置き場所で迷いません。
公式サイトからPDFで無料配布されているので、家のプリンターで印刷すれば十分です。最初の数戦は、これがあるだけで進行がまったく違います。
ルールを覚えるより先に「どこに何を置くか」で止まってしまうのは、TCG初心者にありがちなつまずきです。紙1枚で解決するので、ぜひ用意してください。
ルールブックを読み込む必要もありません。
公式は、貸出デッキつきの無料ルール講習会をカ���ドショップや大型イベントで定期的に開催しています。カードを1枚も持っていない状態で、手ぶらで参加できます。開催中のものは公式サイトのイベント検索から探せます。
公式YouTubeにも、これから始める人に向けた解説動画が公開されています。「必要なものは?」「用語が分からない」といった、まさに未経験者がつまずく質問に運営チームが答える内容です。
なお、公式が配布している総合ルールというPDFもありますが、こちらは上級者向けです。公式自身が「初心者の方は紹介動画から」と案内しているくらいなので、最初は開かなくて大丈夫です。
ここが、この記事でいちばんお伝えしたい部分です。TCGを始めるときに「一式そろえなきゃ」と思い込んで散財しがちですが、ロルカナに関しては最初は要りません。
カードを保護する透明の袋です。あると安心ですが、家で遊ぶだけなら必須ではありません。
必要になるのは、公認大会に出るときです。そこでは「全部同じサイズ・色・デザインで、裏面が透けないもの」という決まりがあるので、そのときに揃えれば十分間に合います。
ロアの数を記録する道具です。専用の商品もありますが、紙とペンで代用できます。これは公認大会でも認められている方法です。
イベントの参加賞として組み立て式のロアカウンターが配られることもあるので、無理に買わなくても手元に増えていきます。
いずれも大会で使う道具として挙げられていますが、家で遊ぶぶんには不要です。プレイマットはプレイシートで代用できますし、デッキケースも最初はデッキの箱がそのまま使えます。
何戦か遊んで面白くなってきたら、いよいよカードを増やす段階です。ここでも選択肢は2つだけなので、迷いません。
ランダムにカードが入ったパックです。最新弾『ヴァインズ・アタック!』は1パック330円(税込)で7枚入り、BOXは16パックで5,280円(税込)。2026年7月17日に発売されました。
パックのカードだけでもデッキが組めるように設計されているので、まずは最新弾から手をつけると分かりやすいでしょう。
実はこちらのほうが、デッキを強くする近道です。
同じスタートデッキを2つ買って中身を合わせると、引きたいカードが2枚ずつ入ることになります。60枚のデッキから狙ったカードを引ける確率が上がり、動きが安定します。公式もこの方法を推奨していて、2デッキ分で組み直したレシピを公開しているほどです。
しかも、スタートデッキを2つ同時に購入するとおまけがもらえるキャンペーンも実施されています。プレイシート、遊び方ガイドシート、特別仕様のプロモーションカード2枚、組み立て式ロアカウンター2名分がセットになったもので、同じ種類を2つ買っても対象です。なくなり次第終了なので、店頭で見かけたら確認してみてください。
先の話になりますが、公認イベントに出る段階では持ち物が増えます。参考までに挙げておきます。
とはいえ、初心者向けの交流会やルール講習会であれば、この限りではありません。貸出デッキで参加できるイベントもあります。「大会」と身構えず、まずは交流会から覗いてみるのがおすすめです。
遊べます。60枚のデッキがそのまま入っているので、追加購入なしで対戦が成立します。
あります。ただし対戦相手が必要なゲームなので、一緒に遊ぶ方がいるなら2つ買うか、相手にも買ってもらうのが理想です。イベントに参加すれば、その場で対戦相手が見つかります。
家で遊ぶだけなら不要です。カードを大切にしたい気持ちがあれば買っても構いませんが、必須になるのは公認大会に出るときです。
2人��始めるならスタートデッキ2つで1,980円。そこにプレイシート(無料)を足せば、それだけで完結します。
大丈夫です。無料のルール講習会では貸出デッキが用意されていて、手ぶらで参加できます。買う前に体験してから決める、という順番でも構いません。
TCGは初期費用がかさむイメージがありますが、ロルカナは1,000円でスタートラインに立てます。しかも公式が無料の学習手段を用意してくれているので、「買ったけど遊び方が分からない」で終わることもありません。
まずは1つ、手に取ってみてください。
著者: ロルカナ博士
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