ロルカナの「退場した」と「場を離れた」は別物|インクウェルや手札に移ったときの扱いを公式カードQ&Aで確認

ロルカナの「退場した」と「場を離れた」は別物|インクウェルや手札に移ったときの扱いを公式カードQ&Aで確認

情報確認日:2026年11月3日

情報確認日:2026年11月3日

ディズニー・ロルカナの能力には、「退場したとき」と書かれているものと、「場を離れたとき」と書かれているものがあります。どちらも場からいなくなることのように見えますが、公式のカードQ&Aを読むと、この2つは同じものとして扱われていません。

特に分かりにくいのが、キャラクターが捨て札ではなくインクウェルや手札に移った場合です。この記事では、タカラトミー公式サイトのカードQ&Aに載っている裁定だけを使って、その線引きを確認します。2026年11月3日に確認した時点で、このカードQ&Aは検索結果389件・全20ページと表示されており、ここで扱うのは13ページ目と14ページ目にある4件です。

結論|インクウェルに置かれることは「場を離れた」に当たる

結論を先に書きます。公式Q&Aは、キャラクターが場からインクウェルに裏向きで置かれた場合を「場を離れたことになります」と表現しています。一方で、同じ状況を「退場した」と書いている記述は、今回確認した13〜14ページ目には見当たりませんでした。

つまり能力の文章が「退場したとき」と「場を離れたとき」のどちらで書かれているかによって、使えるかどうかが変わります。「退場したとき」という表現そのものの範囲については、Lorcana Portal の既存記事「ロルカナのカードの文章はどう読む?」で整理しています。本記事はその外側、「場を離れた」という別の書き方との違いを扱います。

場を離れるのが先|《タラおばあちゃん – 海の精霊》

13ページ目には、自分の《タラおばあちゃん – 海の精霊》に対戦相手が《レット・イット・ゴー》を使った場合、“お前はだれか?”という能力でロアを1つ得られるか、という質問があります。

公式の回答は「いいえ」です。“お前はだれか?”は《タラおばあちゃん》が場にいる間にカードがインクウェルに置かれた場合にのみ使えるものであり、場にいるキャラクターがインクウェルに置かれる場合、そのキャラクターはまず場を離れてから、インクウェルに置かれると説明されています。そのため《タラおばあちゃん》はすでに場におらず、能力は使えません。これは《タラおばあちゃん》が変身していて下にカードが重なっている場合も同様とされています(2025.05.09更新)。

ここで押さえておきたいのは、処理の順番です。インクウェルに置かれるより前に、場を離れる処理が先に済んでいます。

同じ状況で、使える側になるカード|《マーリン – カニ》と《マーリン – ヤギ》

14ページ目には、ちょうど逆向きの裁定が並んでいます。《レット・イット・ゴー》の効果で《マーリン – カニ》が選ばれてインクウェルに置かれた場合、“容赦はせんからな!”という能力は使えるか、という質問です。

公式の回答は「はい」です。理由として「キャラクターが場からインクウェルに裏向きで置かれた場合も、場を離れたことになります」と書かれています(2025.03.14更新)。

同じ質問が《マーリン – ヤギ》の“行くぞ!”についても立てられており、こちらも回答は「はい」で、理由の文章も同じです(2025.03.14更新)。

なぜ結論が逆になるのか

《タラおばあちゃん》では使えず、《マーリン》では使える。矛盾しているように見えますが、見ているものが違います。

《タラおばあちゃん》の“お前はだれか?”は、自分が場にいることを前提にした能力です。だから自分が場を離れてしまえば、もう条件を満たせません。対して《マーリン》の2枚は、場を離れたこと自体が条件になっています。だから場を離れた瞬間に条件が満たされます。

「インクウェルに置かれたら場を離れたことになる」という同じルールが、一方では能力を打ち消し、もう一方では能力を成立させているわけです。

「AしたときまたはBしたとき」はどちらでも使える

14ページ目には、《マーリン – カニ》の“容赦はせんからな!”と《マーリン – ヤギ》の“行くぞ!”について、プレイしたときと場を離れたときの両方で使えるかを尋ねる質問もあります。

どちらも回答は「はい」で、「『Aしたとき(するたび)、またはBしたとき(するたび)、』と書かれている能力は、A、Bどちらの条件を満たしたときでも使えます」と説明されています(2025.05.15更新)。

「場を離れた」が誘発条件の片方として書かれているのは、こうした書き方があるからです。なお、複数の能力が同時に条件を満たしたときの処理順は本記事では扱いません。

手札に戻れば、ターン終了時の退場は不要|《マダム・ミム – マーリンのライバル》

14ページ目のもう1件は、《マダム・ミム – マーリンのライバル》の“怖いこと、私は好き”でキャラクターをプレイし、その後《アーサー – 魔法使いの弟子》でクエストして“学びの徒”の効果でそのキャラクターを手札に戻した場合、ターン終了時にそのキャラクターを退場させなければいけないか、という質問です。

公式の回答は「いいえ、ターン終了時までにそのキャラクターが場からいなくなっていたら退場させる必要はありません」です(2025.03.14更新)。

退場させるという指示は、対象が場にいることを前提にしています。手札に戻っていれば、その前提が崩れているということです。

4件の整理

カード能力公式の結論更新日
タラおばあちゃん – 海の精霊お前はだれか?自分がインクウェルに置かれる場合は先に場を離れるため使えない2025.05.09更新
マーリン – カニ容赦はせんからな!インクウェルに裏向きで置かれた場合も場を離れたことになるため使える2025.03.14更新
マーリン – ヤギ行くぞ!同じ理由で使える2025.03.14更新
マダム・ミム – マーリンのライバル/アーサー – 魔法使いの弟子怖いこと、私は好き/学びの徒ターン終了時までに場からいなくなっていれば退場させる必要はない2025.03.14更新

この記事で確認できなかったこと

まとめ|能力の文章がどちらの言葉を使っているかを見る

判断に迷ったら、カードに書かれているのが「退場したとき」なのか「場を離れたとき」なのかを読み直すのが確実です。似た言葉ですが、公式は使い分けています。

ソース検証表

記載した主張区分ティア出典確認日
2026年11月3日時点で、公式カードQ&Aは検索結果389件・全20ページと表示されている確定(引用)A(公式)タカラトミー公式 ルール・Q&A カードQ&A /rule-faq/qa/2026-11-03
《タラおばあちゃん – 海の精霊》の“お前はだれか?”は、自分がインクウェルに置かれる場合、まず場を離れてからインクウェルに置かれるため使えない。変身して下にカードが重なっている場合も同様(2025.05.09更新)確定(引用)A(公式)同 カードQ&A 13ページ目 /rule-faq/qa/page/13/2026-11-03
《マーリン – カニ》の“容赦はせんからな!”は、場からインクウェルに裏向きで置かれた場合も場を離れたことになるため使える(2025.03.14更新)確定(引用)A(公式)同 カードQ&A 14ページ目 /rule-faq/qa/page/14/2026-11-03
《マーリン – ヤギ》の“行くぞ!”も同じ理由で使える(2025.03.14更新)確定(引用)A(公式)同 カードQ&A 14ページ目 /rule-faq/qa/page/14/2026-11-03
「Aしたとき(するたび)、またはBしたとき(するたび)、」と書かれている能力は、A、Bどちらの条件を満たしたときでも使える(2025.05.15更新)確定(引用)A(公式)同 カードQ&A 14ページ目 /rule-faq/qa/page/14/2026-11-03
《マダム・ミム – マーリンのライバル》の“怖いこと、私は好き”でプレイしたキャラクターを《アーサー – 魔法使いの弟子》の“学びの徒”で手札に戻した場合、ターン終了時までに場からいなくなっていれば退場させる必要はない(2025.03.14更新)確定(引用)A(公式)同 カードQ&A 14ページ目 /rule-faq/qa/page/14/2026-11-03
インクウェルに置かれた場合を「退場した」と書いた記述は13〜14ページ目には見当たらない確定(確認範囲内:13〜14ページ目のみ)A(公式)同 カードQ&A 13・14ページ目 /rule-faq/qa/page/13/ ・ /rule-faq/qa/page/14/2026-11-03
耐久、果敢などのキーワード能力の定義および一覧未確認(本記事では扱わない)A(公式)同 ルール・Q&A /rule-faq/ =本記事では定義に踏み込まない2026-11-03
各カードの能力全文、強さ・耐久・ロア値、レアリティ、作家名、収録商品未確認――(本文で「未確認」と明記)2026-11-03
13〜14ページ目以外の「場を離れた」関連裁定の有無未確認――(確認範囲は13〜14ページ目のみ)2026-11-03

本記事の裁定はすべてタカラトミー公式サイトのカードQ&A(2026年11月3日確認)に基づきます。カード名・能力名は公式表記のままです。

著者: 外部投稿

他の記事