ディズニー ロルカナ(Disney Lorcana)を遊んでいると、カードに書かれた指示の一部が、盤面の都合で実行できないことがあります。選ぶ相手が場にいない。捨てるカードが手札に足りない。取り除くダメージがどこにも乗っ…
ディズニー ロルカナ(Disney Lorcana)を遊んでいると、カードに書かれた指示の一部が、盤面の都合で実行できないことがあります。選ぶ相手が場にいない。捨てるカードが手札に足りない。取り除くダメージがどこにも乗っていない。そんなとき、そのカードはプレイできないのか、それとも何も起きずに終わるのか。
答えは「できる部分は行う」です。公式サイトの「ルール・Q&A」には総合ルールと「カードQ&A」の両方があり、この原則はルール側で定義され、Q&A側で具体例が1件ずつ示されています。この記事では、カードQ&A 15ページ目・16ページ目を中心に、実行できない部分があるときの処理を整理します。
| 場面 | 公式の回答 |
|---|---|
| 効果の一部が実行できない | 可能なかぎりのことを実行する |
| 選ぶ相手が場にいない | カードはプレイできる。選ぶ部分だけが行われない |
| 捨てる枚数が手札に足りない | 手札にある分だけ捨てる |
| 効果で何も起こらない | それでもプレイ自体は可能 |
| 実行できるのに飛ばしたい | できない。実行できるなら必ず行う |
{I}はインクの支払い、{E}はエグザート、{S}は攻撃力を指す公式の記号表記です。
公式ルールの要約として、総合ルール バージョン2.3.0の1.2.3項は、効果がプレイヤーに何かをするよう要求した場合、その一部が実行できなくても、プレイヤーは可能なかぎりのことを実行すると定めています。この扱いに“できるだけルール”という名前が与えられています。
条文には、デッキの上から3枚見るカードをプレイしたときにデッキが2枚しかない場合の例も添えられています。この場合は2枚を見て、その2枚を好きな順番でデッキの上に置きます。3枚に足りないから無効、ではありません。
なお総合ルールはPDFをテキストに変換して読んでいるため、条文の逐語性は未検証です。この節は要約として書いています。以降のカードQ&Aの回答文は、公式ページから直接読めたものです。
対戦相手の場に4{S}以上のキャラクターしかいない状況で、自分のキャラクターをレディできるかという質問に、公式は「はい」と答えています。理由は「『対戦相手の3{S}以下のキャラクター1体を選び、エグザートする』部分はできませんが、それ以外は可能なかぎり行います」というもの。前半が空振りしても、後半のレディは生きます。
自分の場にダメージを受けているキャラクターがいない場合でもプレイできるかという質問にも「はい」。公式は「その場合は『カードを1枚引く。』部分のみ行います」と答えています。ダメージを取り除く部分が空振りでも、ドローは残ります。
場にキャラクターがいないとき《ピョンピョン》をプレイできるか。公式は「はい」としたうえで、「自分の場にキャラクターがいない状況で《ピョンピョン》をプレイしても、キャラクターを選んで手札に戻すことはできません」と続けています。
《最高に悪魔的な陰謀》も同じ形です。自分の場にヴィランズ・キャラクターがいなくてもプレイでき、後半の退場させる部分だけが行われません。
この2件は「プレイできるか」と「効果が通るか」が別の問いだということを示しています。対象がいないからプレイを止められる、という処理にはなりません。
さらに踏み込んだ裁定もあります。自分の場にも相手の場にもキャラクターがいない状態で歌・カードを使い、《ねぼすけのフルート》の“ヘンな歌”でロアを得られるかという質問に、公式は「はい」と答え、「歌をプレイしたことで何も起こらなかったとしても、歌をプレイすることは可能です」としています。効果が完全に空振りでも、プレイしたという事実は残ります。
2枚捨てるよう指示されたが手札が1枚しかない場合はどうなるか。公式は「もしあなたの手札の枚数よりも多くのカードを選んで捨てるように指示された場合は、可能なかぎり手札を捨てます」と答え、手札のカード1枚を捨てる、としています。足りないことを理由に0枚で済ませることはできません。
ここまでの裁定は「できないときは飛ぶ」でした。裏返すと、できるときは飛ばせません。
《即興の護身》について、場にキャラクターがいるのにキャラクターを選ばずドローだけすることはできるかという質問に、公式は「いいえ」と答えています。「効果で選���るキャラクターが場にいるのであれば、そのうちの1体を必ず選んで+1{S}しなければなりません」というのが理由です。
《プリンス・ジョン-強欲王》の“死刑に処す”でも、カードを引くことを選んだなら「捨てられたカードの枚数と同じ数のカードを引かなければなりません」とされ、2枚捨てられた場面で1枚だけ引く選択は認められていません。
なお、やるかどうかを選べる能力と、量として0を選べる能力の見分け方は、当サイトの「必ずやる」と「やらなくてよい」の境界の記事で扱っています。この記事はその続きで、選択の余地ではなく、実行できないときにどこまで行うかを扱っています。
この原則が入っていると、盤面が空のときに手札のカードを抱えこむ必要がなくなります。前半が通らないから出せない、と考えて止まったことがある方は、まず「できる部分はどこか」を探してみてください。
| 記載した主張 | 区分 | ティア | 出典 | 確認日 |
|---|---|---|---|---|
| 公式「カードQ&A」の掲載は検索結果で389件で、20ページに分かれている | 確定 | A(日本語版公式) | 公式 ルール・Q&A/カードQ&A /rule-faq/qa/ | 2026-11-06 |
| 総合ルール バージョン2.3.0(2026年10月16日施行)1.2.3項は、効果の一部が実行できなくてもプレイヤーは可能なかぎりのことを実行すると定め、これを“できるだけルール”と呼んでいる | 確定(要約)※逐語未検証 | A(日本語版公式) | 公式 総合ルール PDF Disney-Lorcana-Comprehensive-Rules_JP.pdf 1.2.3項 | 2026-11-06 |
| 総合ルール1.2.3項の例として、デッキの上から3枚見る効果でデッキが2枚しかない場合は2枚を見て好きな順番でデッキの上に置くとされている | 確定(要約)※逐語未検証 | A(日本語版公式) | 公式 総合ルール PDF 1.2.3項 | 2026-11-06 |
| 《ラティガン-とてもでっかいネズミ》“我が王国なるぞ”は、対戦相手の3{S}以下のキャラクターを選んでエグザートする部分ができない場合でも、それ以外は可能なかぎり行う(2025.03.14更新) | 確定 | A(日本語版公式) | 公式 カードQ&A 16ページ目 /rule-faq/qa/page/16/ | 2026-11-06 |
| 《ゴー・ザ・ディスタンス》は自分の場にダメージを受けているキャラクターがいなくてもプレイでき、その場合は「カードを1枚引く。」部分のみ行う(2025.03.14更新) | 確定 | A(日本語版公式) | 公式 カードQ&A 16ページ目 /rule-faq/qa/page/16/ | 2026-11-06 |
| 《ピョンピョン》は自分の場にキャラクターがいなくてもプレイできるが、その状況ではキャラクターを選んで手札に戻すことはできない(2025.03.14更新) | 確定 | A(日本語版公式) | 公式 カードQ&A 15ページ目 /rule-faq/qa/page/15/ | 2026-11-06 |
| 《最高に悪魔的な陰謀》は自分の場にヴ��ランズ・キャラクターがいなくてもプレイできるが、その状況ではキャラクターを選んで退場させることはできない(2025.03.14更新) | 確定 | A(日本語版公式) | 公式 カードQ&A 16ページ目 /rule-faq/qa/page/16/ | 2026-11-06 |
| 《ねぼすけのフルート》“ヘンな歌”の裁定で、歌をプレイしたことで何も起こらなかったとしても歌をプレイすることは可能とされている(2025.05.15更新) | 確定 | A(日本語版公式) | 公式 カードQ&A 14ページ目 /rule-faq/qa/page/14/ | 2026-11-06 |
| 《ルシファー-ずるがしこい猫》“ネズミ狩り”で、手札の枚数より多くのカードを選んで捨てるよう指示された場合は可能なかぎり手札を捨てる(2025.03.14更新) | 確定 | A(日本語版公式) | 公式 カードQ&A 15ページ目 /rule-faq/qa/page/15/ | 2026-11-06 |
| 《即興の護身》は、効果で選べるキャラクターが場にいるのであれば、そのうちの1体を必ず選んで+1{S}しなければならない(2025.03.14更新) | 確定 | A(日本語版公式) | 公式 カードQ&A 16ページ目 /rule-faq/qa/page/16/ | 2026-11-06 |
| 《プリンス・ジョン-強欲王》“死刑に処す”でカードを引くことを選んだ場合、捨てられたカードの枚数と同じ数のカードを引かなければならず、2枚捨てられた場面で1枚だけ引くことはできない(2025.03.14更新) | 確定 | A(日本語版公式) | 公式 カードQ&A 15ページ目 /rule-faq/qa/page/15/ | 2026-11-06 |
| {I}はインクの支払い、{E}はエグザート、{S}は攻撃力を表す公式の記号表記である | 確定 | A(日本語版公式) | 公式 ルール・Q&A の記号表記 | 2026-11-06 |
| 各カードの能力全文・攻撃力・意志力・ロア値・レアリティ・作家名 | 未確認 | ― | 当サイトのカードページに能力テキストが無く確認できない(本文で「未確認」と明記) | 2026-11-06 |
| 総合ルールの条文の逐語表記 | 未確認 | ― | PDFをテキスト変換して読んでいるため逐語性が保��されない(本文で「未確認」と明記) | 2026-11-06 |
| ここで取り上げた裁定が収録されているカードの弾 | 未確認 | ― | 公式が明示していないため記載せず | 2026-11-06 |
本記事のルールに関する記載は、日本語版公式サイトの「ルール・Q&A」内「カードQ&A」および公式 総合ルール(バージョン2.3.0)にもとづきます。確認日は2026-11-06です。カードの能力テキストは引用していません。
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