ディズニー ロルカナ(Disney Lorcana)で、歌・カードをキャラクターに歌わせようとして「このキャラクターで歌えるのか」と手が止まったことはないでしょうか。インクを支払えばいいのか、キャラクターのコストを見るの…
ディズニー ロルカナ(Disney Lorcana)で、歌・カードをキャラクターに歌わせようとして「このキャラクターで歌えるのか」と手が止まったことはないでしょうか。インクを支払えばいいのか、キャラクターのコストを見るのか、<歌声>の数字を見るのか。似たような数字が3つ並ぶので、迷いやすいところです。
この迷いには、日本語版公式サイトの「ルール・Q&A」内「カードQ&A」が1件ずつ答えを出しています。掲載は検索結果で389件で、20ページに分かれています。この記事では、そのうち歌・歌声に関係する裁定を、公式の回答の範囲だけで整理します。
| 迷うところ | 公式の回答 |
|---|---|
| 歌を歌う条件 | カード左上のコスト以上のコストを持つキャラクターをエグザートする |
| 歌声を持つキャラクター | 歌声の数字までのコストの歌を歌える |
| コストを+するアイテムやロケーション | 歌声を持つなら、歌声の値のほうに+できる |
| インクの支払いを減らす効果 | カード左上のコストは変わらないので、歌える歌は増えない |
| エグザートして歌った場合 | その歌をプレイしたことになる |
| 捨て札の歌・カードの枚数 | プレイ中の歌自身は数えない。数えるのは一度だけ |
<歌声>はキーワード能力の1つです(公式ルールの要約。キーワード能力の一覧は総合ルール8章にあります)。{I}はインクの支払い、{E}はカードを縦から横に倒すエグザートを指す公式の記号表記です。
歌・カードには、インク・コストを支払ってプレイする方法と、キャラクターを{E}して歌わせる方法の2つがあります。後者の条件について、公式は《ファシリエのカード》の裁定のなかで「歌を歌うには、左上のコスト以上のコストのキャラクターをエグザートしなければなりません」と明言しています。
見るのはキャラクターのコストと、歌・カードの左上のコストです。盤面の強さや残りインクは関係しません。
ここが最もつまずきます。《ファシリエのカード》の“カードは語る”はアクションをプレイする際に支払うインク・コストを1{I}減らしますが、公式は「カード左上のコストは変更しません」として、コスト1のキャラクターでは《背すじがゾクッ》を歌えないと答えています。
《クリストフ-トナカイ飼い》の“群れの歌”についても同じ答えが2件出ています。いずれも「キャラクターをプレイする際に支払うインク・コストを減らしますが、カード左上のコストは変更しません」という理由づけです。
総合ルールの側からも裏が取れます。公式ルールの要約として、バージョン2.3.0の4.3.5項は、コストをどう支払うかを変更する効果は、歌声を例に挙げたうえで、カードのインク・コストそのものは変更しないとしています。支払い方を変える効果と、支払う量を変える効果は、別の層にあるということです。なお総合ルールはPDFをテキストに変換して読んでいるため、条文の逐語性は未検証です。
<歌声>を持つキャラクターは、自分のコストではなく歌声の数字までの歌を歌えます。そして、キャラクターのコストを+する効果は、歌声を持つキャラクターに対しては歌声の値を+する形で働きます。公式はこれを3件の裁定で示しています。
| 使った効果 | 公式の回答 |
|---|---|
| 《ご先祖様のギター》の“心を込めて” | 歌声3のキャラクターが、歌声の数字に+2したコストの歌まで歌える |
| 《ナヴィーンのウクレレ》の“一曲弾こうか” | 通常は左上のコストを+3するが、歌声を持つなら歌声の値を+3できる |
| 《アトランティカ-コンサートホール》の“水中の音響” | 通常は左上のコストを+2するが、歌声を持つなら歌声の値を+2できる |
つまり歌声7のキャラクターは、+2を受ければコスト8の歌まで歌えます。歌声を持たないキャラクターなら、同じ+2は左上のコストに乗ります。どちらに乗るかを選べるのではなく、歌声を持つかどうかで乗る先が決まる、という読み方です。
公式ルールの要約では、歌を歌うことは代替コストにあたります。つまり{E}して歌うのは支払い方を替えただけで、別の行為ではありません。公式は「キャラクターをエグザートして歌うことも、その歌をプレイすることになります」と繰り返し答えています。《ピート-リングのレフェリー》で歌のプレイを止められている場面で{E}払いに逃げることはできず、逆に《サインされた契約書》のように歌のプレイに反応する能力は、相手が{E}払いで歌っても誘発します。
この順番も公式が示しています。《ジャファー-ド派手な幻術使い》の裁定では「歌を歌うためにキャラクターをエグザートすることはコストですので」と述べ、歌の効果が解決される時点ではすでにそのキャラクターは{E}されている、としています。
「歌をプレイするたび」と「歌を歌うたび」という文言そのものの違いは、当サイトの「カードの文章はどう読む?」の記事で扱っています。
捨て札にある歌・カードの枚数を参照する効果には、数え方の裁定が2件あります。《お別れだけど》についての回答では、プレイしたそのカード自身は「使い終わるまで捨て札に移動しませんので、+{S}する数には数えません」とされています。
もう1件は数えるタイミングです。公式は「捨て札にある歌・カードの枚数は、デッキの上からカードを3枚捨て札に置いた後に一度だけ数えます」とし、その後に枚数が増減しても数は変わらないと答えています。効果の途中で捨て札が増えても、あとから足されることはあ��ません。
なりません。公式はインクの支払いを減らす効果はカード左上のコストを変更しないと答えています。
はい。公式は{E}して歌うことも歌をプレイしたことになると答えています。
歌声まわりの迷いは、ほとんどが「3つある数字のどれを見るか」に集約されます。カードを睨んで決めかねたときは、公式の「カードQ&A」に同じ形の質問が出ていないか探すのが早道です。
| 記載した主張 | 区分 | ティア | 出典 | 確認日 |
|---|---|---|---|---|
| 公式「カードQ&A」の掲載は検索結果で389件で、20ページに分かれている | 確定 | A(日本語版公式) | 公式 ルール・Q&A/カードQ&A /rule-faq/qa/ | 2026-11-06 |
| 歌を歌うには、カード左上のコスト以上のコストのキャラクターをエグザートしなければならない(《ファシリエのカード》“カードは語る”の裁定/2025.05.15更新) | 確定 | A(日本語版公式) | 公式 カードQ&A 19ページ目 /rule-faq/qa/page/19/ | 2026-11-06 |
| 《ファシリエのカード》“カードは語る”はアクションのインク・コストを1{I}減らすが、カード左上のコストは変更しないため、コスト1のキャラクターでは《背すじがゾクッ》を歌えない(2025.05.15更新) | 確定 | A(日本語版公式) | 公式 カードQ&A 19ページ目 /rule-faq/qa/page/19/ | 2026-11-06 |
| 《クリストフ-トナカイ飼い》“群れの歌”はキャラクターをプレイする際に支払うインク・コストを減らすが、カード左上のコストは変更しない(2025.08.29更新・2件) | 確定 | A(日本語版公式) | 公式 カードQ&A 7ページ目・8ページ目 /rule-faq/qa/page/7/ /rule-faq/qa/page/8/ | 2026-11-06 |
| 総合ルール バージョン2.3.0(2026年10月16日施行)4.3.5項は、コストをどう支払うかを変更する効果(例として歌声)はカードのインク・コストを変更しないとしている | 確定(要約)※逐語未検証 | A(日本語版公式) | 公式 総合ルール PDF Disney-Lorcana-Comprehensive-Rules_JP.pdf 4.3.5項 | 2026-11-06 |
| 歌を歌うことは代替コストである(総合ルール1.5.5.1項) | 確定(要約)※逐語未検証 | A(日本語版公式) | 公式 総合ルール PDF 1.5.5.1項 | 2026-11-06 |
| キーワード能力は別個の能力を表す単語や短いフレーズで、総合ルール8章にキーワード能力の一覧がある(1.6.1.5項)。8章の目次に「8.10 歌声」がある | 確定(要約)※逐語未検証 | A(日本語版公式) | 公式 総合ルール PDF 1.6.1.5項および8章目次 | 2026-11-06 |
| 《ご先祖様のギター》“心を込めて”を歌声3のキャラクターに使うと、歌声の数字に+2したコストの歌まで歌えるようになる(2026.10.07更新) | 確定 | A(日本語版公式) | 公式 カードQ&A 1ページ目 /rule-faq/qa/ | 2026-11-06 |
| 《ナヴィーンのウクレレ》“一曲弾こうか”は通常キャラクターの左上のコストを+3するが、歌声を持つキャラクターについては歌声の値を+3できる。歌声6のキャラクターでコスト8の歌を歌える(2025.10.24更新) | 確定 | A(日本語版公式) | 公式 カードQ&A 6ページ目 /rule-faq/qa/page/6/ | 2026-11-06 |
| 《アトランティカ-コンサートホール》“水中の音響”は通常キャラクターの左上のコストを+2するが、歌声を持つキャラクターについては歌声の値を+2できる。歌声7のキャラクターでコスト8の歌を歌える(2025.09.30更新) | 確定 | A(日本語版公式) | 公式 カードQ&A 9ページ目 /rule-faq/qa/page/9/ | 2026-11-06 |
| キャラクターをエグザートして歌うことも、その歌をプレイすることになる。《ピート-リングのレフェリー》で歌のプレイを止められている場合はエグザートして歌うこともできない(2025.08.29更新) | 確定 | A(日本語版公式) | 公式 カードQ&A 8ページ目 /rule-faq/qa/page/8/ | 2026-11-06 |
| 対戦相手がキャラクターをエグザートして歌を歌った場合も《サインされた契約書》“細かい注意書き”でカードを1枚引ける。歌を歌った場合もインク・コストを支払った場合もどちらも歌をプレイしたことになる(2025.07.04更新) | 確定 | A(日本語版公式) | 公式 カードQ&A 9ページ目 /rule-faq/qa/page/9/ | 2026-11-06 |
| 《ジャファー-ド派手な幻術使い》の裁定で、歌を歌うためにキャラクターをエグザートすることはコストであり、歌の効果でカードを引く時点でそのキャラクターはすでにエグザートしていると示されている(2025.05.09更新) | 確定 | A(日本語版公式) | 公式 カードQ&A 11ページ目 /rule-faq/qa/page/11/ | 2026-11-06 |
| 《お別れだけど》自体はプレイして使い終わるまで捨て札に移動しないため、捨て札にある歌・カードの枚数には数えない(2026.10.07更新) | 確定 | A(日本語版公式) | 公式 カードQ&A 1ページ目 /rule-faq/qa/ | 2026-11-06 |
| 捨て札にある歌・カードの枚数はデッキの上からカードを3枚捨て札に置いた後に一度だけ数え、その後に増減しても変わらない(2026.10.07更新) | 確定 | A(日本語版公式) | 公式 カードQ&A 1ページ目 /rule-faq/qa/ | 2026-11-06 |
| {I}はインクの支払い、{E}はエグザートを表す公式の記号表記である | 確定 | A(日本語版公式) | 公式 ルール・Q&A の記号表記 | 2026-11-06 |
| 総合ルール8章の<歌声>の定義本文 | 未確認 | ― | 公式PDFから取り出せたのは5章途中までで、8章本文は読めなかった(本文で「未確認」と明記) | 2026-11-06 |
| 各カードの能力全文・攻撃力・意志力・ロア値・レアリティ・作家名 | 未確認 | ― | 当サイトのカードページに能力テキストが無く確認できない(本文で「未確認」と明記) | 2026-11-06 |
| ここで触れた裁定が収録されているカードの弾 | 未確認 | ― | 公式が明示していないため記載せず | 2026-11-06 |
本記事のルールに関する記載は、日本語版公式サイトの「ルール・Q&A」内「カードQ&A」および公式 総合ルール(バージョン2.3.0)にもとづきます。確認日は2026-11-06です。カードの能力テキストは引用していません。
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